自らを自然の一部として生きてきた Native AmericanのSPIRITに惹かれ、北米大陸の居留地を巡る旅を繰り返した時期があります。赤い土地で生きる彼らの暮らしや風習に触れるたびに、思いがけない居心地の良さを感じていました。それはまるで、モンゴロイドの遥かなる旅路の果てで、同じルーツを持つ人たちに出会ったような感覚でした。そんな感情体験から、北米や中南米、南洋の島々で生き続けているモンゴロイドの共通した自然への想いを形にしたいと思いました。 古代アステカ文明のころから食糧とされ、6〜8月頃に色鮮やかな花を咲かせた後、黄色や赤やピンクのたくさんの愛いらしい実 ( FicoDindia )をつけるウチワサボテンをアイコンに、自然やエスニックな素材をモチーフにして、土の温もりを形にした作品を作っています。